「ブラのワイヤーが痛くてどうにかならないかな?」
もしかしてブラジャーをつけるときに痛みを感じてはいませんか?
じつはブラジャーのワイヤーが肋骨を痛めているケースが少なくありません。
せっかく体型維持のためにワイヤー入りのブラジャーを買ったのに、つけるのが嫌になってしまったという方へむけ、ここではワイヤー入りブラの使用時に痛みを感じてしまう理由と、痛みを回避する方法をご紹介します。
ワイヤーにはどんな種類があって、どんな役割があるの?
ブラジャーにワイヤーが入っていることは知っていても、それに種類があることを知っている人は少ないのではないでしょうか。
実は、ワイヤーにはそれぞれ役割があるのです。ここでは、ワイヤーの種類と役割をご紹介します。
U字型ワイヤー
U字型ワイヤーとは、U字型にカーブしたワイヤーのこと。バストを斜め上に持ち上げ、美しい形をキープします。
L字型ワイヤー
U字ワイヤーよりも緩やかなカーブを描くL字型のワイヤーで、バストを脇から中央に寄せて深い谷間を作ります。
胸の谷間の部分が短いので、U字ワイヤーのように胸の谷間に触れることはありません。
3Dワイヤー
3Dワイヤーとは、立体的な形状をしたワイヤーのことです。ワイヤーの両端が反り返ることで、より体にフィットした形状になります。
ブラジャーの痛みを感じる原因と場所は?
ワイヤーのどこに痛みを感じるかによって、その原因も違ってきます。ここでは、主に痛みを感じやすい場所を3つご紹介しますので、自分に当てはまる原因をチェックしてみてください。
バストの谷間部分の痛み
胸骨が出ている人や鳩胸の人は、この部分に痛みを感じやすいと言われています。胸の谷間部分のワイヤーが胸骨に当たり、痛みを感じることがあります。
その場合は、谷間部分のワイヤーが短いものや、L字型のワイヤーを使用したブラジャーをおすすめします。
アンダーバスト部の痛み
アンダーバストの痛みにはいくつかの原因があります。
理由1アンダーサイズの小さいブラジャーを使っている
締め付けの強いブラジャーを使っていると、ワイヤーが当たって痛くなります。ブラジャーのホックを緩めるか、自分に合ったアンダーサイズのブラジャーを買い替えましょう。
理由2ワイヤーがねじれている
長時間の使用や洗濯機の使用により、ワイヤーが変形することがあります。その場合は、新しいブラジャーを購入する必要があります。長くお使いいただくためにも、取扱説明書通りに洗ってください。
もしブラジャーに問題がある場合は問い合わせてみましょう。
バストラインとは、バストの付け根部分の長さのことです。個人差がありますので、同じサイズのブラジャーを持っていても、胸に合わない場合があります。
試着の際にワイヤーとバージスラインが一致するようなブラを選ぶと、ワイヤーによる痛みが出にくくなります。
バストの脇の部分に痛みを感じる場合
ワイヤーの幅が長すぎると、ワイヤーの先端がバストの脇に当たって痛くなります。
ドレスを試着する際には、ワイヤーがバストラインに沿っているかどうかを確認することが大切です。そうすることで、ワイヤーによる痛みを軽減することができます。
ブラジャーをつけたときに痛みを感じたら、すぐにチェックしましょう。フレームとブラの相性を確認することがポイントです
ブラジャーからワイヤーが出ている! 原因と対処法は?
ブラジャーのワイヤーが生地を突き破って出てきたことはありませんか?ブラジャーの痛みの原因として多いのが、ワイヤーが飛び出してしまったことです。
私も実際に、ワイヤーが気になって両胸のワイヤーを外したブラジャーを着用したことがあります。生地だけでバストを支えてしまうと、劣化が早まり、バストの形が崩れてしまうので、このような方法はおすすめできません…。
そこで今回は、ワイヤーが飛び出してしまう原因と対処法をまとめてみました。ワイヤーがよく抜ける…とお悩みの方は、ぜひ改善してみてくださいね。
ブラジャーを洗濯機で洗っている
ブラジャーは手洗いが基本です。ブラジャーを洗濯機で洗うと、洗濯の遠心力や他の衣類との絡みでワイヤーが飛び出してしまう可能性が高くなります。購入したブラジャーの取扱説明書を読み、推奨されている洗濯方法に従って洗濯してください。
不適切な保管によるダメージ
ブラジャーを収納するときに、半分に折ったり、詰め込みすぎたりしていませんか?
これは、ワイヤーを押し込み、生地を突き破る原因になります。ブラジャーを収納する際には、開けて余裕を持たせることで、ブラジャーの寿命を延ばすことができます。
ワイヤーが歪んでいる
自分のバストに合わないブラを使っていると、ワイヤーに負担がかかり、ワイヤーが歪んで布地を突き破ってしまうことがあります。自分のバストラインとワイヤーの幅に合ったブラジャーを着用することは、ブラジャーを長持ちさせるための重要なチェックポイントです。
サイズの合わないブラジャーを使い続けると・・・
「そもそも自分のブラが合っているかどうかわからない」
と思っている方も多いのではないでしょうか。ブラジャーが自分に合っていない場合には、さまざまなことが考えられます。
一つでも当てはまるものがあれば、自分の胸に合っていないブラジャーをつけている可能性がありますので、一度確認してみましょう。
ブラジャーのカップ
- ブラジャーのカップがへこんでいる
- カップ部分にシワがある
- カップの谷間の部分が浮いている
- バストの上部がはみ出している
- 前方の圧迫感
- バストが下向きになっている
アンダーバスト
- カップがアンダーバストに食い込む。
- バストの前側が浮いてしまう。
- 着用時に違和感がある。
- ワイヤーの端が食い込んでしまう。
肩ヒモ
- ストラップが肩に食い込む。
- ストラップが肩に食い込み、更にずれてしまう。
脇の下部分
- 脇のシワやたるみが気になる。
- 脇の部分が圧迫される。
日常生活でのズレ
- 腕を上げるとブラが上がってしまう。
- 腕を上げたときにブラジャーが上がってしまう、またはブラジャーのバックホック部分が上がってしまう。
ブラジャーのサイズはどうやって測ればいいの?
自分に合ったブラジャーを身につけることが大切だということは、すでにお話しました。
自分のバストサイズを知りたいけれど、誰かに測ってもらうのはちょっと……という方のために、ここでは自分で測る方法をご紹介します。
サイズを測るための準備
サイズを測るためには、柔らかい巻き尺と全身を映す鏡が必要です。バストを測るには、自分に合ったブラジャーをパッドなしで着用し、Tシャツや下着を身につけます。
実際に測ってみる
自分のブラジャーのサイズを知るためには、トップバストとアンダーバストを測る必要があります。トップバストとは、バストの一番高い部分の周囲のことで、アンダーバストとは、バストの付け根のすぐ下の周囲のことです。
測定の際には、自分の姿勢や巻き尺の使い方に気をつける必要があります。背中が丸まっていたり、巻き尺がきつすぎたり、ゆるすぎたりすると、正しい計測ができません。背筋を伸ばして、リラックスした姿勢で測るようにしましょう。
ブラジャーのサイズの測り方
先ほど測ったサイズをもとに、以下のサイズ表から自分のブラジャーのサイズを確認しましょう。
アンダーバストとカップサイズを知っておこう
もしトップサイズが85でアンダーサイズが71の場合、アンダーバストは70cmなので、ブラジャーのサイズは「70サイズ」となり、トップとアンダーバストの差は、85cm-71cm=14cmで、あなたは「Cカップ」なので、ブラのサイズは「C70」ということになります。
ここで気をつけたいことがあります。
上記で算出したブラジャーのサイズは「C70」ですが、必ずしもそのブラジャーが自分にぴったり合うとは限りません。
自分に合うサイズはショップによって異なりますし、同じサイズでも自分のボディスラインに合っていない場合もあります。 可能であれば、実際にブラジャーを試着して、自分のバストに合うかどうかを確認しましょう。
おわりに
自分のバストに合ったブラジャーを選ぶことは、ワイヤーによるダメージを軽減するだけでなく、ブラジャーの寿命を延ばすことにもつながるのでとても重要です。
ブラジャーをつけることに違和感を感じている方は、一度手持ちのブラジャーを見直してみることをおすすめします。ワイヤーに違和感がある方は、ノンワイヤーのブラジャーもあります。
自分に合ったブラジャーを選んで、ワイヤーによる痛みに悩まされない生活を始めてみましょう!