肉割れケアの基本は、保湿ケア＆マッサージで皮膚組織を伸びやすい状態にかえてあげること。しかし効果の出る人がいる反面、まったく効果が実感できない人も多いのでは？
「もっと具体的かつ確実に効果のでる肉割れケアってないの？」
本記事では突如あらわれた肉割れを1日も早く解消するべく
- いったん肉割れができちゃうと治りづらい理由
- 肉割れケアで試すべき具体的な3つの方法
を徹底解説！ 闇雲にケアしたところで効果はでません。本記事で肉割れの治し方をしっかり勉強して効率よく肉割れケアを開始してみましょう。
【肉割れのできるメカニズム】できてしまうと治りにくいのはなぜ？
肉割れ・妊娠線ケアの第一歩は 「できる仕組み」を理解すること。まずは肉割れのできる条件を一緒に勉強していきましょう
肉割れ・妊娠線は表皮の内側の真皮層で起こるから治りにくい
表皮下の真皮層で断裂がおこる
肉割れのできる仕組みはシンプルです。
急な体型の変化・体重の増加・成長期などの理由により皮膚がグイグイと引っ張られ、その変化に耐えきれず奥の真皮層（コラーゲン繊維）が裂けてしまった状態。これこそが肉割れ（妊娠線）です。
「なぜ表皮の内側だけ裂けてしまうの？」
真皮層とよばれる皮下組織の一部は表皮の奥に位置するため、直接保湿したり栄養成分を届けることができづらい場所。なので表皮にくらべ真皮層は伸縮性・弾力性が低いのが大きな原因です。
つまり肉割れを予防・できた肉割れを解消するには、ケアクリーム等を駆使して伸縮性が高く弾力のある皮膚組織にかえてあげることが1番大切なのです。
表皮とちがい自然治癒力が低いから治りづらい
肉割れ・妊娠線って一度できると完全に治すのは無理なの？
また上記の部分が気になっている人も多いはず。
残念ながら、ある意味これは真実です。表皮の傷は自然治癒力が高いのですが、内側の真皮層は自然治癒力が低いため、普通の切り傷や擦り傷のように亀裂は綺麗に治らないのも特徴なのです。
しかしながら、適切なアフターケアを継続することで、完璧に消すのは無理かもしれませんが、より短期間で、より目立たなく変えることは十分に可能。治らないと諦めて放置せず速やかに肉割れケアを始めておきましょう。
できちゃった肉割れ・妊娠線を消す３つの治し方
治りにくいのはわかったけど、１番効果のある治し方ってどれ?
さて今度はそんなアナタのために効果の高い治し方を一緒に考えてみましょう。通常、予算や肉割れの状態によって選ぶべき治し方は変わってきますが、大きく分けて肉割れの治し方は…
- 美容整形外科・クリニックでのレーザー治療
- ドラッグストアで購入できる保湿クリーム
- 肉割れ専用の保湿クリーム
以上の３つが現実的な肉割れケアとなります。
まったく違うスタンスに見えますが、目的としては肉割れの起こっている真皮や皮下組織を保湿・刺激してコラーゲン繊維の修復を促進すること。つまりアプローチが違うだけなのです。
以下に特徴や予算、治るまでの期間の目安をまとめたので、ぜひアナタにピッタリの肉割れケアを選んでみましょう。
１．美容整形外科・クリニックでのレーザー治療
肉割れケアの中でも、比較的短期間で肉割れを治す可能性のある方法が美容整形外科やクリニックでのレーザー照射の施術です。
肉割れの状態や範囲によって、フラクセルレーザーやクールタッチレーザー、ヤグレーザーなどレーザー機器を使い分けて行うため解消効果が期待できます。
気になる費用についてはクリニックによって違ってきますが一般的に施術ごとに最低でも2～3万円という感じになります。
ただ一度の施術で解消されるわけではなく、最低でも5～6回程度の施術は必要、または程度によってはそれ以上もあるため、トータルではけっこうな出費が予想されますね。
また膚にレーザー照射のような熱刺激を連続で与えることは負担が大きいので施術と施術は1～2週間程度は間隔を空けるのが一般的です。
費用についてはトータルで20万円～、期間としては2～3ヶ月程度は覚悟しておきましょう。
２．ドラッグストアで購入できる保湿クリーム
普通のドラッグストアの保湿クリームでは全く効果が期待できないのか？というと、そんな事はありません。
毎日塗り込んで真皮のコラーゲン繊維を柔らかく維持できれば、少なくとも肉割れ・妊娠線予防ならじゅうぶんにできるはずです。
ただニベアやワセリン等の保湿剤には基本的に保湿成分しか含まれていないため、水分の蒸発は防げますが、ダメージを受けた真皮層のコラーゲン繊維の修復は期待できません。
予防はできても、できちゃった肉割れについては自然治癒とさほど変わらない…という肉割れケアといえますね。
３．肉割れ専用の保湿クリームとマッサージで自宅ケア
「美容整形外科でのレーザーとか怖いし、金額的にもちょっと無理…」という方。そんな方に編集部が1番おすすめしたいのが肉割れ専用の保湿クリームとマッサージです。
保湿成分が真皮や皮下組織のコラーゲン繊維を十分に保湿し、ターンオーバーを繰り返すことで徐々に肉割れを薄く目立たなく、さらには肉割れのできにくい肌質に変えていきます。
専用クリームによる肉割れケアのメリットは、レーザー治療に比べ自宅で好きな時間に肉割れのケアができること。しかし変化が出なくとも地道に継続する意志がないと挫折しやすい…というデメリットもあります。
飽きっぽい方、意志の弱い方だと途中で挫折するパターンも多く、アナタがそんな性格ならばおすすめできません。
販売元によっては、まとめ買いや定期購入など、もう少し安く購入できるかもしれませんが、半年程度は継続することを見越して、総予算としては3万円～は覚悟しておいた方がいいかもしれません。
それぞれの肉割れの治し方をわかりやすく比較
ここまでの説明を読み進めたものの、 「余計に混乱してしまった…」という方。そんなアナタにむけて代表的な肉割れケアの３つの治し方を表でわかりやすく比較してみました
肉割れ・妊娠線と治し方の相性もありますが、ご覧のように、最終的に薄く目立たなくする部分に着目した場合う、レーザー治療か専用クリームによるセルフケアの2つがおすすめです。
高額な割にはまったく効果が感じられなかった…とか、軽い火傷状態になった…という意見もあるものの、機器や先生との相性があえばレーザー治療は効果が高いです。
一方、専用クリームを選んだ場合も、できちゃった肉割れ専用のアフターケア・クリームという商品を地道に使うことで綺麗になってきます。
残念ながら表皮の保湿のみ、真皮層の線維芽細胞への栄養成分やダメージをい受けたコラーゲン繊維の修復成分をいっさい含まない薬局の保湿クリームでは、肉割れ解消は期待できない…ということもわかりますね。
食生活から肉割れを治す！効果の高い食材は？
肉割れの治し方は大きくわけて、患部に刺激や栄養成分を与えてターンオーバーを促進して薄く目立たなくさせる方法と、食生活や運動習慣を取り入れて内側から治す方法があります。
中でも運動はちょっと…という女性にむけて、食生活から肉割れを薄く目立たなく治すための食材を紹介します。
タンパク質で今後の肉割れ予防も！
皮膚組織の状態を大きく左右するのがタンパク質ですね。
タンパク質は皮膚にとどまらず、ツメや髪といったカラダ中の状態に大きな影響を与えます。
とくに女性の場合、1日に40gのタンパク質が必要といわれ、タンパク質が不足すれば真皮や皮下組織のコラーゲンが不足しコラーゲン繊維の結合も弱く断裂しやすい状態に変わります。
大豆や乳製品はもちろん肉類、魚類、卵などの動物性と植物性をバランス良く取り入れましょう。
ビタミンＣで真皮層の線維芽細胞を活発に！
人間が体内でコラーゲン生成に必要不可欠なのがビタミンＣ。
このビタミンＣは真皮の線維芽細胞を活発化させ、コラーゲンの生成スピードを加速させます。
皮膚組織内のビタミンＣが減ることで傷の治癒が遅くなるといわれるだけあって、肉割れを治すには大切な栄養素といえます。
赤ピーマン、黄ピーマン、アセロラ、柑橘類、イチゴ等を積極的に摂取していきましょう。
またビタミンＣは壊れやすく代謝されやすい性質です、やや多めに摂取しておきましょう。
コラーゲンでコラーゲン繊維を強く!?
残念ながら食事で摂取したコラーゲンがそのままコラーゲン繊維になるわけではありません。
そもそもコラーゲンは正確にはタンパク質の一種ですので、体内で一度いアミノ酸に分解され、必要な栄養成分に変換されます。とはいえコラーゲンは体内に必要な成分が凝縮されていますから積極的に摂取しておくべきかもしれません。
豚肉、手羽、うなぎといった食材に多く含まれているため、タンパク質摂取という意味でも積極的に献立に取り入れてみましょう。
【まとめ】予算、症状と自分の性格によって選ぶ肉割れの治し方
以上、肉割れを効率よく治すための肉割れ・妊娠線ケアの種類や、各治し方のメリット・デメリットをざざーっとまとめてみました。ポイントをまとめると、
- 本気で肉割れ・妊娠線を治したい人は、レーザーか専用クリームの２択！
- 副作用のリスクや負担にならない費用を考え、自分に合った肉割れケアを選ぶ
という感じでしょうか。
大部分の女性がそうであるように、まずは専用クリームで肉割れケアを開始して様子をみながら、治り具合いによってはクリニックでのレーザー施術も視野にいれる…という流れがスマートな肉割れケアですね。
ただ一点、注意しておきたいのが、選んだ専用クリームによって肉割れ解消効果がかなり違う！という部分。せっかくなら＠コスメでも高評価な以下のクリームあたりがおすすめ。
ぜひ当ページを参考にアナタにピッタリな肉割れケアをみつけて、元のキレイな状態を取り戻してみましょう！
