「ブラジャーを着けると、接触する部分がいつも肌がかゆくなる・・・」
もしかしたらブラによる痒みでお困りでは?
ブラによる痒みの多くは、間違ったブラジャーをつけていることが原因のケースもあります。
痒みは体に合わないブラジャーのサインで、 そのまま使い続けるとバストに悪影響を及ぼす可能性すらあります。
ここでは、サイズの合わないブラをつけるのがよくない理由と、ブラの跡の対処法をご紹介します。
ぜひブラジャーの跡や締め付けを解消して、美しいバストを手に入れてみましょう。
窮屈なブラジャーがよくない理由
窮屈なブラを着用し続けると以下のような状態が生じるのでご注意ください。
- 肌がかゆくなる
- ブラジャーの跡がのこる
- 色素沈着(黒ずみ)が起こる
- バストの形が悪くなる
- バストの成長に悪影響を及ぼす
ブラジャーの締め付けによって、肌のかゆみや色素沈着が起こることがあります。
ブラジャーをつけている部分が黒ずんでいると感じたら、ブラジャーの締め付けが強すぎるのかもしれません。
肌のかゆみ
ブラジャーのせいで肌がいつもかゆい場合は、 ブラジャーがきつすぎるというサインです。
このかゆみは、ブラジャーの締め付けが原因となっています。
軽いかゆみであれば問題ありませんが、機械的蕁麻疹の可能性もありますので、注意してください。
機械的蕁麻疹とは?
意外と身近なところで、ブラジャーやショーツなど締め付けの多い下着の場合、それによって持続的に皮膚に刺激が加わり、その結果蕁麻疹が生じることがあります。
通常のかゆみとは異なり、蕁麻疹は円形または地図状などの腫れや赤み、水ぶくれなどを伴うことが特徴です。このように外部からの物理的な刺激によって起こる蕁麻疹を、「機械的蕁麻疹」と呼びます。
同じように、時計や靴下の締め付けで起こる蕁麻疹なども、これに含まれます。
脇の下にミミズのような腫れができてしまい、ブラジャーを変えたら治ったという場合は上記の機械的な蕁麻疹のパターンです。
ブラジャーの跡がのこる
ブラジャーのサイズが合っていなかったり、きつかったりすると、ブラジャーの跡がついてしまいます。
しかし、サイズが大きければ良いというわけではありません。
下に着るブラジャーが大きすぎるとずり上がりやすく、その動きがブラマークの原因になることもあります。
自分に合ったサイズのブラジャーを着用しましょう。
買ったときはサイズが合っていても、洗濯すると生地が伸びてゆるくなります。また脇の下がゆるくなってきたら、ブラジャーの買い替え時です。
ブラによる色素沈着(黒ずみ)
ブラジャーによる締め付けや摩擦は、バスト部分の黒ずみの原因になります。
黒ずみの原因は、外部からの刺激によるダメージから肌を守るためにメラニン色素が生成されることです。
メラニン色素は通常、ターンオーバーによって排出されますが、肌がダメージを受け続けていると話は別です。
サイズの合わないブラジャーをずっとつけていると、ターンオーバーが間に合いません。
もし痒みにくわえ バスト周りの黒ずみが消えない場合は、早めにブラジャーの買い替えを検討したほうがいいでしょう。
バストの形が崩れる
サイズの合わないブラジャーで胸を締め付けていると、胸の形が崩れてしまいます。
とくにブラジャーが食い込んで痛かったり、跡が残ったりする場合は要注意です。
バストサイズにも悪影響
ブラジャーの締め付けは、バストにも悪影響を及ぼします。
ブラジャーの締め付けによって血行が悪くなり、バストに必要な栄養が届きにくくなります。
もし締め付けによるブラの跡や色素沈着を発見したら、
- ブラジャーのサイズを変える
- 保湿クリームを使う
- ターンオーバーを促す
一日も早く上記のケアすることが大切です。
ブラジャーのサイズを変える
ブラジャーの跡や色素沈着を減らすために最も重要なことのひとつは、ブラジャーのサイズを変えることです。
サイズを測って、新しいブラジャーを購入しましょう。
自分で測ることもできますが、ランジェリーショップで測ってもらったほうが正確です。
ブラジャーの正しいサイズだけでなく、正しい着け方や自分の胸の形に合ったブラを探してくれるはずです。
クリームで保湿する
ブラジャーをつける前に、保湿クリームを塗っておきましょう。
そうすることで、肌が乾燥して角質が取れにくくなるのを防ぎ、ダメージのリスクを減らすことができます。
ダメージのリスクを軽減することができます。
黒ずみを防ぐためには、肌をできるだけ乾燥させないことが大切です。
ターンオーバーの促進させる
ブラジャーによる色素沈着を改善するには、ターンオーバーを促すことが大切です。
ターンオーバーが正常になれば、メラニン色素が排出されます。
ターンオーバーを活発にするには
- 良質な睡眠をとる
- 栄養バランスのとれた食事をする
- 適度な運動をする
- アルコールやタバコの使用を控える
ターンオーバーを向上させるためには、生活習慣を改善することが一番の近道。
健康的な生活を送ることで、自然とターンオーバーが整います。
ターンオーバーには、 タンパク質、ビタミンB・C、亜鉛、食物繊維などが欠かせません。特にそれらを摂取することが大切です。
締め付けの強いブラジャーが原因で痒み・発疹が出たときの対処法
ブラジャーの締め付けによって、かゆみを伴う発疹ができた場合は、すぐに対処してください。
- 体を冷やす
- 薬を塗る
- 症状がひどい場合は病院へ
掻いてしまうと色素沈着を起こしてしまうので、掻かないようにしましょう。
体を冷やす
かゆみが生じたときには、まず患部を冷やすことが大切です。
冷たいと感じることで、かゆみの原因となる神経の活動を抑えることができます。
濡らして絞ったタオルやアイスノンなどが最適ですが、手を水で濡らして患部に当てるだけでも効果があります。
すぐにかゆみを解消したいときにお試しください。
薬を塗る
それでもかゆみが治まらない場合は、市販の軟膏を使う方法もあります。
かゆみに効果のある成分が配合されているものを選びましょう。
l-メントール | 清涼感を与え、かゆみを鎮めます。 |
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酸化亜鉛 | 患部を収れんし、はれを抑えます。 |
グリチルリチン酸二カリウム | 患部の炎症を抑えます。 |
ジフェンヒドラミン塩酸塩 | かゆみの原因物質「ヒスタミン」の働きをブロックし、かゆみを止めます。 |
リドカイン | かゆみ神経の働きを弱めます。 |
クロタミトン | 温感神経に働き、かゆみを素早く鎮めます。 |
参照:ROHTO「塗るジンマート」
ひどい場合は皮膚科を受診
冷やしたり、薬を塗ったりしても治らない場合は、一刻も早く病院へ行きましょう。
放置しておくと、症状が悪化することがあります。
ブラの跡や締め付けが気になる対策
- ブラジャーを外すと、跡がついている
- 違和感のあるブラをつけている
- ブラジャーが食い込んで凸凹になる
このような場合は、ブラジャーのサイズや調整が合っていません。
そのまま使い続けると、ブラジャーの跡や色素沈着の原因になりますので、すぐに自分に合ったブラに取替えましましょう。
ブラジャーを外したときに跡が残る
ブラジャーを外したときに跡が残る場合は、サイズやブラジャーの調整が合っていません。
まずは調整してみて、それでもダメなら新しいブラジャーを購入しましょう。
ストラップの跡が肩につく
ストラップがきつすぎる場合は、指一本分の余裕を残す程度まで緩めてください。
アンダー部分がきつすぎる場合は、ホックの位置を外側に変えてください。
それでも一番外側にブラジャーの跡がつく場合は、アンダーサイズを大きくしてください。
ワイヤーの跡が残る場合、ワイヤーのラインとバストのラインが一致していません。
新しいブラジャーを購入する必要があります。
背中に跡がつく場合は、着用しているブラジャーのタイプが合っていません。
ベルトが食い込むのを防ぐために、ベルトの幅が広いブラに変える必要があります。
ブラジャーを着用するのが苦痛
ブラジャーをつけているときに、不快感や気分の悪さを感じる場合は、サイズが合っていません。
ブラジャーをつけていて違和感がある場合は、多少の違和感はあっても、気分が悪くなるほどではないので、異常ではありません。
息苦しい、苦しい、吐き気がするなどの症状がある場合は、ブラジャーを調整するかサイズを変えましょう。
ブラジャーが背中に食い込む
ブラジャーが背中に食い込む場合は、アンダーサイズが合っていません。
ホックを外側に移動するか、アンダーサイズを大きくする必要があるかもしれません。
また、アンダースカートの力が強すぎることも考えられます。
年齢を重ねると肉質が柔らかくなるので、年齢を重ねてもブラジャーが食い込むようなら、違うタイプのブラジャーを試してみましょう。
背中が食い込まないように工夫されたブラジャーを選ぶとよいでしょう。
【もうブラの痒みに悩まない!】ブラジャーのサイズの測り方
手芸用などの柔らかいメジャーを用意する
自分にとって一番楽なブラジャーをつける
バストトップのサイズを測る
アンダーサイズを測る
バストトップ:バストが一番高い位置にあり、背中がまっすぐ床と平行になっていれば、正しく測定できています。
アンダー :基本的にはバストトップと同じです。巻き尺を水平にしてアンダーバストを測ります。
ブラジャーをつけずに測る人もいますが、それでは正確に測れないことがあります。
バストを持ち上げた状態で測るのがベストなので、ブラジャーを着用しましょう。(その際、ブラジャーのパッドは外してください。)
メジャーが滑ったりうまく測れない場合は、ランジェリーショップでバストを測ってもらいましょう。彼らはプロですから、正確に測ることができます。
急にブラジャーの跡や締め付けが気になりだしたときの原因は?
- ブラジャーのサイズが変わった
- 肌質が変わった
- ターンオーバーが遅くなった
今までブラジャーの跡や締め付けが気にならなかった人は、以下の3つの原因が考えられます。
ブラジャーのサイズが変わった
急にブラジャーの跡や締め付けが気になるようになった場合は、ブラジャーのサイズが変わったことが原因かもしれません。
サイズを測ってみて、大きすぎるようであれば、新しいブラジャーを買う必要があるかもしれません。
肌のタイプが変わった
肌質の変化も、ブラジャーの跡がつきやすくなる原因です。
急にブラジャーの跡がついたり、かゆみや乾燥が気になるようになった場合は、バリア機能が低下している可能性があります。
肌への刺激が少ないブラジャーに変える等、かゆみや乾燥を防ぐための対策をしておきましょう。
ターンオーバーが遅くなった
加齢や生活習慣の乱れなどにより、ターンオーバーが滞っている可能性があります。
そろそろ生活習慣を改善して、ターンオーバーを増やしていきましょう。
ターンオーバーを改善する方法
- 良質な睡眠をとる
- バランスのとれた食事をする
- 適度な運動をする
- アルコールやタバコを控える
ターンオーバーが悪いためにブラジャーの跡がついてしまった方は、お使いのブラジャーが合っていない可能性があります。念のため、サイズを測ってみましょう。
またブラジャーがきついと感じても、 跡が残らない場合は、息苦しくなければ問題ありません。
ブラジャーの締め付けに敏感になっているのかもしれませんので、脇の下の力が弱いブラジャーに変えてみてはいかがでしょうか。そうすれば、不快感が軽減されるはずですよ。
まとめ
ブラジャーの跡や締め付けの問題は、正しいブラジャーを選ぶことで解決できます。
いつもブラジャーの跡がついてしまうという人は、まずブラジャーを見直すことから始めましょう。
また、色素沈着がある場合でも、保湿クリームで肌を保護したり、肌のターンオーバーを改善するようにしましょう。
少しずつケアしていけば、黒ずみは徐々に改善されていきます。ぜひ本記事を参考にブラを選んで、ブラの跡や締め付けを解消しましょう!