「妊娠中は自慢のバストだったのに、産後や授乳後に萎んじゃったみたい・・・」
もしかして産後に急激に萎んでしまったバストにがっかりしていたのでは?
じつは産後に萎んだ胸を見てがっかりする女性は少なくなく、まったくあきらめる必要はありません!
地道にバストケアをすればバストを大きくすることは十分に可能なのです。
ここでは、産後・授乳後に胸がしぼんでしまう原因とバストアップにおすすめの6つの対策などバストケアの方法をまとめてご紹介します。
ぜひ参考にして今日から始めてみましょう♪
そもそも産後・授乳後にバストが急激に萎む原因は?
産後や授乳後にバストが膨らむのは、偶然ではありません。授乳後もふっくらとした美しいバストを保つためにも、まずは原因を知ることが大切です。
原因1 女性ホルモンの分泌量低下による乳腺機能の衰え
ホルモンは、カラダの色々な働きを調整する重要な物質。骨や筋肉の成長、エネルギーの代謝、血圧、食欲や食物の消化などもホルモンの影響を受けています。ビタミンのように食物から栄養としてとるものではなく、脳やさまざまな器官でつくられています。たとえば「インスリン」や「アドレナリン」もそのひとつ。現在、100種類以上のホルモンが発見されています。
引用:あすか製薬
血液中にしめるホルモン量は、50mプールいっぱいの水に対しスプーン1杯程度の割合。ごく少量で効果を発揮します。また、ホルモンはバランスがとれていることが大切で、多すぎても少なすぎても健康に影響があらわれます。
産後に女性の胸が小さくなるのは、産後に分泌される女性ホルモン(エストロゲン)の量が低下するからです。女性は妊娠すると、母乳を出すために女性ホルモンが増え、乳腺が発達して胸が大きくなります。
しかし、産後は女性ホルモンの分泌が減少し、それに伴い乳腺の機能も低下するため、妊娠中にはしっかりしていたバストが垂れ下がってしまうのです。
クーパー靭帯の伸展・断裂
90%の脂肪と10%の乳腺で形成されているバストを支えているのが、クーパー靭帯です。クーパー靭帯は、乳腺や脂肪を胸の筋肉につなげて支えることで、バストの形を美しく保つために重要な役割を果たしています。
つまり、クーパー靭帯は、バストの形を美しく保つために欠かせない機能ですが、場合によっては切れてしまうほど伸びやすいのも特徴です。妊娠中はバストが大きく重くなり、その重さに耐えられずにクーパー靭帯が伸びて切れてしまうことが、産後に多くの女性のバストが膨らむ原因となっているのです。
産後の育児による姿勢の乱れ
産後はオムツ替えや頻繁な授乳などで無意識に前かがみになりがちですが、姿勢が乱れると血行不良や大胸筋の衰えなど、バストダウンの原因になることがあります。
姿勢が乱れて血行が悪くなると、胸に十分な栄養や女性ホルモンを届けることができなくなり、胸が小さくなる原因になります。また、大胸筋は胸を高い位置に保つ役割がありますが、前かがみになったり、猫背になったりすると、大胸筋をほぼ使っていないため大胸筋が弱くなり、胸が垂れてしまいます。
姿勢の悪さは、胸の大きさやハリに悪影響を与えますので、後述する対策を参考にして、正しい姿勢を心がけましょう。
【萎んだ胸を改善】卒乳・断乳後のバストアップ対策6選
マッサージや生活習慣の改善など、産後・授乳後にバストアップするための方法を6つ厳選してご紹介します。きっと自分に合ったものが見つかると思いますので、ぜひ今日から始めてみてくださいね。
背筋と大胸筋を鍛えて産後の垂れたバストを引き締め
まずは、胸と密接な関係にある大胸筋を鍛えましょう。胸の垂れ下がりやたるみの改善が期待できます。
- 床に四つん這いになります。
- 膝を床につけて腕立て伏せをする(15回×3セット)
大胸筋は日常生活ではほとんど使われないため、バストアップには意識的なトレーニングが重要です。結果が出るまでにはある程度の時間が必要なので、長く続けていくことが成功の秘訣だと心得ておきましょう。
また出産前に大胸筋を鍛えておくことで、産後も胸の大きさをキープすることができます。上記の床に膝をついて行う方法であれば、妊娠中でも安全に大胸筋を鍛えることができます。
小柄な方でも問題なく鍛えることができましたので、ぜひ試してみてください。美しいバストのためにも、ぜひ出産前から無理のない範囲で運動を始めてみてくださいね。
胸のマッサージでリンパの流れを良く
血行不良はバストにもよくありません。女性ホルモンや栄養をバストに届けるためには、リンパの流れを良くすることが大切です。
- バストを大きく開きます。
- 鎖骨の下から中心に向かって左右のリンパをマッサージします(10回)
マッサージをする際には、乾燥により肌のハリやツヤが失われているので、バスト用の美容液を使用することをおすすめします。
女性ホルモンをコントロール
女性ホルモンは、出産後はもちろんのこと、基本的に年齢とともに減少していきます。
そのため、女性ホルモンをコントロールし、女性ホルモンに似た働きをする成分を日頃から摂取することが大切です。
バランスのとれた食事
残念ながら、女性ホルモンを増やすための万能な食事や食材はありません。そのため、女性ホルモンをコントロールするためには、肉、魚、野菜、炭水化物、大豆たんぱく質などをバランスよくメニューに取り入れることを意識しましょう。また、腸内環境を整えたり、和食を中心にしたりと、食生活を見直すこともおすすめです。
良質な睡眠
睡眠不足は、自律神経のバランスを崩し、女性ホルモンに悪影響を及ぼします。7時間以上の睡眠を心がけ、寝る2時間前には食事をしない、寝る直前にスマホやパソコンを見ないなど、質の良い睡眠をとるための工夫をしましょう。
育児中はなかなか睡眠時間を確保できませんが、週末はパパに代わってもらうなどして、少しでも休めるようにしましょう。
適度な運動
女性ホルモンは増やすことができません。しかし、適度な運動をすることで、血行や代謝に良い影響を与えます。特に産後は同じ姿勢になりがちなので、ヨガやストレッチなど、子育ての合間にできる簡単な運動を取り入れて、血行を良くしましょう。
ブラジャーでクーパー靭帯のたるみを補正・予防
妊娠中にバストが大きくなると、その変化に柔軟に対応できるマタニティブラを着用します。
大きくなったバストの重みをしっかりと受け止め、クーパー靭帯が伸びたり切れたりしないように保護することが期待できるからです。
ブラジャーには、ワイヤータイプとノンワイヤータイプの2種類があります。安定感や美しいシルエットを求める人はワイヤータイプを、リラックス感を求める人はノンワイヤータイプを選ぶといいでしょう。
産後に特化したバストアップサプリを飲む
バストアップサプリは、女性ホルモンに似た成分が含まれており、手軽に摂取できるのがメリットです。ただし、ホルモンバランスへの影響を防ぐために、授乳が完全に終わってから飲むことをおすすめします。
またホルモンバランスが不安定な妊娠中や出産直後に使用することは好ましくありません。
産後のリフォームインナーを着用して姿勢を正す
産後は、女性ホルモンや体型の変化が大きい時期です。出産に向けて子宮が重くなり、骨盤がゆるむため、妊娠中は姿勢のバランスが乱れがちです。
姿勢が悪いとバストが垂れる原因になるので、美しいバストを維持するためには、産後に専用のリフォームインナーを着用して、正しい姿勢に戻すことが必要です。
産後・授乳中に縮んだバストをバストアップする際の注意点
バストを早く成長させようとするのは魅力的ですが、やりすぎは禁物です。バストアップの際に陥りがちな失敗や注意点をご紹介します。
ワイヤー入りのブラをナイトブラは避ける
バストの形が崩れるのが嫌だからといって、ワイヤー入りのブラジャーを寝るときに着用するのはNG。
というのもワイヤー入りのブラジャーは、昼間の重力に逆らってバストを支えるためのもので、横向きで寝るときにバストを安定させることができないからです。
できれば夜は就寝時専用のナイトブラを着用して、違和感が出て睡眠の妨げにならないようにしてください。
バストをマッサージするときは、力を入れすぎずに!
こちらの動画にもあるとおり、バストアップにはマッサージが効果的ですが、 力を入れすぎないように注意しましょう。
というのも、力を入れすぎると、クーパー靭帯を傷つけてしまう可能性があるためです。
垂れることは乳房組織を支えるためのクーパー靭帯の不調により引き起こされる。垂れることは部分的には遺伝的要因で決定するが、喫煙、BMI、妊娠した回数、妊娠前の胸の大きさ、年齢など全てが影響を与える要因となる。
クーパー靭帯は一度伸びてしまうと元には戻りませんので、痛くない程度の適度な力でマッサージを行いましょう。
まとめ
女性にとって、バストはかけがえのない大切なものです。
出産のついでに縮んでしまったことを悲しく思うかもしれませんが、正しいケアをすればハリを取り戻すことも実現できます。
今回ご紹介した対策を実践して、産後も綺麗なバストを維持させましょう♪