「なんだか肩こりが酷いけど、これってブラのせい?」
ブラジャーによる肩こりに悩んでいる方は多いと思います。
対策をしないと悪化してしまうので、早く対策をする必要があります。ここでは、ブラジャーが肩こりの原因になることを紹介します。
肩こりの原因とは?
そもそも、肩こりはなぜ起こるのでしょうか?
首や背中が緊張するような姿勢での作業、姿勢の良くない人(猫背・前かがみ)、運動不足、精神的なストレス、なで肩、連続して長時間同じ姿勢をとること、ショルダーバッグ、冷房などが原因になります。
参考:日本整形外科学会
肩が凝ると、首の緊張やコリ、痛みの原因となり、ひどい場合には頭痛や吐き気を引き起こすこともあります。私たちの体はその構造上、首や背中に負担がかかりやすいものです。
肩は6kgにもなる頭などの重さを支えているため、体の中で最も負荷がかかる部分と言われています。首から腰にかけては、姿勢を保つために筋肉が緊張し、血流が悪くなることで肩こりが起こります。
つまり血流が悪く、肩に負担がかかると肩こりになるのです。その他の原因としては、姿勢の悪さ、運動不足、ストレスなどが挙げられます。
以前、肩こりの原因は姿勢の悪さだと思っていましたが、実は下着を改善することで肩こりを解消できることがわかりました。
ここでは女性がよく悩む「ブラジャーが原因の肩こり」について解説します。
肩こりの原因はブラジャーだった?
実はブラジャーが肩こりの原因になることもあるのです! ここでは、そのヒントをご紹介します。
フィットしないサイズのブラを使用
ブラジャーのサイズが合っていないと、肩こりの原因になります。自分のバストサイズに合わないブラジャーをつけていると、血液の流れが悪くなり、肩への負担が大きくなってしまいます。
正しいブラジャーのサイズ選びはとても重要で、血流が悪くなることもあるので、肩こりを解消するためにも自分に合ったサイズを確認することが大切です。ブラジャーのサイズを測ってもらうと、自分のサイズがよくわかります。
妊娠中や出産したばかりの方は、ブラジャーに無頓着になるかもしれません。調べてみると、妊娠はホルモンバランスの関係で、産後数ヶ月は胸が小さくなってしまうのだそうです。
その後2年ほどかけて、胸が大きくなるか小さくなるかのどちらかになるのですが、そのたびに下着を変えるのは難しいですよね。
妊娠中や授乳中の授乳用ブラジャーを除いては、すぐに新しいブラジャーを買わないと肩こりが解消されません。
ブラジャーの着け方
ブラジャーを正しく使えていない場合も、肩こりの原因となります。もしかして肩ひもが落ちてくることはありませんか?
肩ひもが短すぎたり長すぎたりすると、肩への負担が大きくなり、肩こりの原因になります。肩ひもが短すぎたり長すぎたりすると、肩こりの原因になりますし、肩ひもがきつすぎると、胸がつぶれてしまうこともあります。
アンダーホックがきつすぎるブラジャーをつけていると、バストの血流が悪くなります。
ブラジャーの着け方に不安がある方は、ぜひ読んでみてください。事項では快適に過ごすためのヒントをご紹介します。
正しいブラジャーのフィッティングで肩こりを予防
正しいブラジャーのつけ方
- ストラップを肩にかけ、前かがみになります。
- ワイヤーをボディスのラインに合わせる
- 胸をカップに入れ、その状態でホックを留める。
- ブラジャーの上から両手で胸を内側にゆっくりと寄せる
- 両胸の位置が決まったら、体を起こしてストラップを調整します。
胸が平行になっていることを確認してください。
ショルダーストラップの正しい付け方
ブラジャーの肩ひもを正しく着用することで、肩に負担のかかるコリを軽減することができます。
- 肩ひもの位置は、肩の骨から内側になるようにしてください。
- 肩ひもの長さは、指が1本入る程度にする
- 鎖骨とバストトップが正三角形になっていること
- バストトップは肩と肘の中心に位置する
これが、ブラジャーを着用する際の目安になります。
肩こりを防ぐブラジャーの特徴
肩こりの原因として、体型、体質の変化によるブラジャーのサイズや、タイプの不適合などが影響する場合があります。
特にボリュームに対してカップが小さいと、肩に負担がかかり、つい肩ひもをゆるめてしまいがちです。そうすると、バストが下がり、ますます肩に負担をかけることになるため、ブラジャーはからだに適合するものを身につけましょう。
肩こりに影響の少ないブラジャーは、大きく分けて3種類あります。
- バスト全体をホールドするタイプ
- 肩ひもが太いもの
- アンダー部分に厚みがあるもの
ぜひ、肩こり解消のためのブラジャーを探してみてください。
ここでは、自分に合ったブラジャーを見つけるためのポイントをご紹介します。
ノンワイヤーブラジャー
ノンワイヤーブラジャーは、ワイヤーが入っていないので、締め付け感がなく、違和感のないブラジャーです。ノンワイヤーブラジャーは、バスト全体を支えるために背中が広くなっており、着け心地が良いのが特徴です。
また、伸縮性に優れているので、肩への負担を軽減することができます。
またブラジャーのようなサイズ感ではないので、フィット感もありません。そのため、サイズが変わるたびにブラジャーを買い替える必要がありません。
一方で、ワイヤーブラはバストを支える力が弱いため、形が崩れたり、垂れたりすることがあります。
ワイヤー入りのブラジャーは、バストの形を整えるのに役立ちますが、ノンワイヤーのブラジャーを毎日つけていると、クーパー靭帯も伸びてしまいます。
クーパー靭帯は土台とバストの間でワイヤーのような役割を果たしているので、そうなるとバストが支えられなくなって垂れてしまいます。これが「乳房垂れ」の要因です。
ブラジャーでバストを支えないと、バストが折れたり伸びたりしてしまいます。そのため、ノンワイヤーのブラジャーを上手に使うことが大切なのです。
ノンワイヤーブラのメリット・デメリットとは?本当に胸が垂れてしまうの?
ストラップレスタイプのブラ
ストラップレスブラとは、その名の通り肩ひものないブラジャーのこと。ドレスを着るときに、ブラジャーのストラップが見えないように使用する人が多いようです。
肩ひもへの負担が軽減され、肩こりの解消にもなりますが、ブラジャーの安定性が低下するため、良し悪しがあります。ストラップレスブラの中には、シェイプコントロールブラでもあるものがあるので、自分に合ったものを探してみてください。
ナイトブラ
近年人気のナイトブラは、夜寝るときに着用するブラジャーです。しかし、日中にナイトブラを着用している人も多く、私もその一人です。
ナイトブラにはさまざまな種類がありますが、私がおすすめするのは以下のものです。
- 伸縮性のあるもの
- 背中の部分が大きいもの
- 肩ひもが長いもの
- 自分のバストサイズに合ったもの
生地の面積が大きいほど、圧力が分散されるので、肩への負担が少なくなります。
また、生地の幅が広いほど、肩への負担が少なくなり、バストをしっかりと包み込んでくれます。
私は夜も昼もナイトブラを使っていますが、サイズさえ合っていれば肩こりの心配はありません。着けていることを感じさせないほどです。
ナイトブラにはたくさんの種類があり、それぞれに特徴がありますので、自分に合ったものを見つけてくださいね。
ブラジャーによる肩こりを改善する際には、同時にケアをすることで大きな改善が期待できます。整体院に行って体をほぐしたり、簡単なストレッチやエクササイズを試してみるのもいいでしょう。
また、枕やマットレスが自分の体に合っているかどうかを確認することも必要ですし、肩こりは血流にも関係するので、食生活にも気を配ることが大切です。
まとめ
今回は、ブラジャーの肩こりについてご紹介しました。肩こりを見て見ぬふりをしていると、いつの間にか簡単にはケアできない状態になってしまうことがあります。
少しでも肩こりを軽減できるように、早めにケアしていきましょう。