「鳩胸のせいで谷間が一切できない・・・」
「鳩胸のせいで胸板が厚くなってボディラインが・・・」
女性なら誰でも自分の胸の大きさや形、ハリなどが気になったり、他の女性の胸と比べたりしたことがあるのではないでしょうか。
中でも今回は「鳩胸」が気になる方にむけ、鳩胸はの原因と対策、鳩胸の方むけのブラジャーの選びについて解説します。
鳩胸とはどんな状態?
鳩胸は、胸骨や胸の前の骨が前に突き出て変形している病状です。形状は3つのタイプに分けられます。
最も多いのは、胸の下部が前方に突出している「大胸筋型」の鳩胸です。これが最も一般的な鳩胸の形です。この形は鳩胸全体の約67%を占めています。
乳房の上部が前方に突出しているタイプです。最も少ない形で、鳩胸全体の5%を占めています。
乳房が左右非対称で、片方の乳房だけが前方に突き出ている。鳩胸の28%がこの形です。
鳩胸がボディラインに与えるメリット・デメリット
胸骨が前方に突出していると、着る服によって、女性のボディラインの第一印象や見た目が大きく変わります。
例えば、ボディラインに沿ったフィット感のあるニットを着ると、胸が実際よりも大きく、上向きに見えます。また、体にメリハリがつき、女性らしい印象を与えます。
逆に、ゆったりとしたブラウスやAラインのワンピースを着ると、実際よりも膨らんで見えます。
実物よりも大きく見えるため、胸がチャームポイントだと思う人もいれば、着たい服が入らない、買いたい服が買えない、選ぶ服を制限しなければならないなど、コンプレックスをもっている人が少なくありません。
鳩胸の種類と2つの原因
鳩胸の原因は大きく分けて、先天的なものと後天的なものがあります。
先天性の鳩胸
ほとんどの場合、鳩胸の人は元々の骨の状態を持って生まれてきます。これには遺伝が大きく関わっています。生まれつきの人もいますが、生まれてすぐに診断される人もいれば、健康診断で発見される人もいます。
後天性の鳩胸
鳩胸のほとんどの人は先天的なものです。
しかし、「くる病」と呼ばれる病気により、出生後に骨格が変化することがあります。
くる病は、乳幼児期にカルシウム、リン、ビタミンDが不足することで、骨が弱くなり、密度も不十分になります。
これを防ぐには、日光を浴びることと、これらの栄養素を食事で摂取することが大切です。
現代では、皮膚がんや老化防止のために紫外線の害が注目されていますが、ビタミンDを補うためには適度な紫外線を浴びることが大切です。また、ビタミンDを補給することで、カルシウムやリンの吸収が良くなると言われています。
鳩胸はどうすれば治るの?
鳩胸は骨の変形が原因なので、完全に治すには手術が必要です。
皮膚を切開し、肋骨の一部を切除し、糸で肋骨の端と胸骨の端を縫い合わせます。
ただし、手術の前後に通院が必要になったり、手術後に傷口が痛んだり、傷跡が残ったりする可能性があります。
また、美容目的の手術の場合は、保険適用外となり、全額自己負担となります。なお手術は保険適用外のため、全額自己負担となるため、基本的に手術で鳩胸を治すことは現実的ではありません。
ストレッチで鳩胸を目立たなく
根本的に解消することはできませんが、軽度の鳩胸であればストレッチをするのが効果的です。
運動が苦手な方でも、自宅や職場などでいつでもどこでもできるストレッチをご紹介します。
鳩胸の改善はもちろん、姿勢もよくなるためボディライン全体が綺麗になるのでぜひお試しください♪
【タイプ別】鳩胸の方に合ったブラとは?
鳩胸の方は、胸の上部が前に出ているので、胸の上部に合うブラジャーをつけても、胸の下部に合うブラジャーをつけても、違和感を感じやすいのが特徴です。
「鳩胸のせいでブラジャーの着け心地が悪い」「鳩胸のためブラのサイズがしっくりこない」
こう感じていると人は、ぜひ以下であなたの悩みに合ったブラジャーの選び方をご紹介します。
ブラジャーを着けると痛い
バストライン(バストの下の部分)のワイヤー部分が、バストを寄せたときに中心部に圧力がかかるため、痛みを感じる人もいます。このようなお悩みをお持ちの方は
- ノンワイヤーブラ
- L字型ブラ
- 3/4カップブラ
などがおすすめです。
ノンワイヤーブラ
その名の通り、ワイヤーが入っていないブラジャーです。外出しないときや、むくみが気になるときなどにおすすめです。締め付けがないので、ストレスフリーで優しく胸を支えてくれます。
L字型ブラ
U字型ブラよりもワイヤーが緩く、①ホールド感が足りないと感じる方や、バストが大きめの方におすすめのブラです。
3/4カップブラ
トップラインにボリュームがある方は、バスト全体を覆うブラジャーでは窮屈に感じてしまうことがあります。そんな方には、3/4カップのブラジャーをおすすめします。生地の面積が小さければ小さいほど、肌に当たる面積も小さくなります。
ブラジャーが浮く・フィット感がない
ブラジャーがバスト下にフィットしていると、トップラインが浮いてしまうことがあります。
この場合は、生地面積の狭い3/4カップやハーフカップを使用することで、谷間の上のバストとブラジャーの隙間をなくすことができます。
逆にバストのトップラインにブラを合わせると、脇やバストの下部が浮きやすくなります。そんなときにおすすめなのが、L字型のブラやカップ付きのブラです。
L字型ブラは、脇から寄せて、脇の浮きを埋めてくれます。L字型のブラは、脇からお肉を寄せてワイヤーで支えるので、バストの形がきれいに整います。
それでもバストがゆるい場合や、もっと谷間を作りたい場合は、レモン型のパッドを使うといいでしょう。レモン型パッドは、隙間を埋めるだけでなく、バストに安定感や谷間、ボリューム感を与えてくれます。
また、選ぶ際には取り外し可能なものを選ぶことをお勧めします。
バストを大きく見せたくない
鳩胸の人は、トップにボリュームがある分、胸が大きく見えてしまうことがあります。そんなときは、ノンワイヤーのブラジャーを使ってみましょう。
ワイヤー入りのブラジャーは、背中や脇から胸の肉を寄せて、ワイヤーで固定します。そのため、体にメリハリがつく反面、胸が膨らんで見えてしまうのです。
最近では、バストをホールドして形を整えることを目的としたノンワイヤーのブラジャーが数多く発売されています。
現在、市場にはさまざまなタイプのブラジャーがあり、メーカーごとにスタイルや着け心地に違いがあります。自分の条件にあったノンワイヤーのブラを試してみてください。
おわりに
鳩胸は、コンプレックスである反面、チャームポイントであったりします。
それを左右するのは、ブラジャー選びと言ってもいいかもしれませんね。
ぜひ本記事を参考に、鳩胸をコンプレックスからチャームポイントに変えてしまうような、自分に合ったブラを探してみましょう♪