「私のバストって離れすぎ？」
「離れ乳はどうやってケアすればいい？」
じつは自分の胸が離れすぎているのではないかと思っている女性は少なくなく、なかなか人には相談できず一人で抱え込んでしまいがちです。
しかし離れ乳の原因を理解して予防することでケアすることが可能なのです。
ここでは離れ乳の原因とその予防法について詳しくご紹介します。自分のバストが離れているかもしれないと思っている女性は、以下の離れ乳の原因とチェック方法を確認してみましょう
これって離れ乳？自分でチェックする方法
自分が離れ乳だと思っている女性はたくさんいますが、じつは離れ乳でない方もいれば、反対に正常だと思っていたけど、じつは離れ乳だったという方もいます。
以下、離れ乳のいくつかの特徴をまとめてみました。自分に当てはまるかどうか確認してみてください。
胸の谷間がない
CカップやDカップの方は、ブラジャーをつけると谷間ができることが多いですよね。ブラジャーをつけなくても、手で寄せればCカップでも谷間ができることがあります。
カップ数があるのに谷間ができない人は、離れ乳の可能性があるかもしれません。
たとえばバストサイズはDカップなのに手で寄せても谷間ができない場合、またCカップ以上の方でもパッドを入れないと谷間ができない場合などは高確率で離れ乳の状態といえます。
両方のバストと鎖骨の中心を結ぶと正三角形にならない
両バストと鎖骨の中心を結んだとき、バストが美しく配置されていれば正三角形になります。これが底辺の長い二等辺三角形になると、バストが離れてしまっています。
胸が離れている人は、乳首も外側に離れているので底辺が長くなります。
もし明らかな底辺の長い二等辺三角形の状態の場合、ナイトブラ等を着用する習慣をつけて離れ乳を改善しましょう。
バストの脂肪が流れてしまっている
離れ乳の状態のままだとバストの脂肪が背中や二の腕に流れてしまうことが多いのです。ブラジャーから胸がはみ出していたり、二の腕が太く感じる場合は、胸にあるはずの脂肪が流れ出ている可能性があります。
ブラジャーからバストがはみ出している場合は、バストが離れている可能性があります。胸が小さく見えるだけでなく、シルエット全体が太って見えてしまうので要注意です。
貧乳に見えやすい
本来、Cカップ以上の方は、ある程度の胸があるように見えますが、胸が小さすぎると小さく見えてしまいます。
デコルテがふっくらしていれば、必然的に胸も大きく膨らんで見えますが、脂肪が背中に流れてしまっていると、デコルテがふっくらせず、貧相な印象になってしまいます。
せっかくバストが大きくても、美しいバストになれないのはもったいないことです。
離れ乳の原因とは？
「なぜ離れ乳になる人とならない人がいるの？」
胸が離れてしまうのは、日々の生活習慣が原因である可能性が高いです。以下、離れ乳の原因を見てみましょう。
間違ったサイズのブラをつけている
あなたはブラジャーを買うとき、店員さんにフィッティングをお願いしますか？
もしそうせずに「これが私のサイズなはず」と自分で決めつけたサイズを選んでしまっている人は要注意です。最低でも年に1回はバストサイズのチェックが必要です。
ブラジャーのサイズが合っていないと、クーパー靭帯が傷つき、押し出された脂肪が背中や脇に流れてしまうことがあります。クーパー靭帯は一度伸びたり傷ついたりすると、元には戻りません。
クーパー靭帯が弱くなってしまった
クーパー靭帯は乳房を支える結合組織です。この靭帯が弱くなると、バストのハリがなくなりバストが離れたり、垂れたりしてしまいます。
つまり 離れ乳を引き起こす大きな原因なのです。
スポーツブラを着け始めるのは胸が大きくなり始めた頃だと思いますが、胸が激しく揺れるような何気ない動きがクーパー靭帯を傷めることがあります。
クーパー靭帯は一度切れたり伸びたりすると元には戻らないので、これ以上傷めないためにも自分に合ったブラジャーを着用することが必要なのです。
ノーブラで寝ている
締め付けられるのが嫌で、夜はノーブラで寝ているという方も多いかもしれません。
たしかに締め付けられずに眠るのは良いことですが、寝返りを打ったときに、胸が押しつぶされたり、重力で胸が外に流れてしまったりすることがあります。
最近ではナイトブラは安く手に入るようになりました。もしお金をかけずに離れ乳改善を目指すなら、自分に合ったナイトブラを見つけて着用してみるのもおすすめです。
小胸筋が弱っている
小胸筋はバストを内側に引っ張る筋肉で、小胸筋が弱っているとバストが内側に引っ張られてしまうことに・・・。小胸筋を鍛えることができるため筋トレで徐々に戻っているくるケースもあります。
女性ホルモンの乱れ
最近では、過度なダイエットや偏食などにより、ホルモンバランスが崩れている女性が多いようです。
女性ホルモンの分泌量が減ると、バストのハリや弾力を保つために必要な栄養素がバストにうまく届かず、バストの成長が妨げられてしまいます。
妊娠・出産を原因とするもの
妊娠すると、女性ホルモンの分泌量が増え、バストのサイズが大きくなります。妊娠するとバストが大きくなるという話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
とはいえ授乳後は大きくなった乳房が元の大きさに戻ります。クーパー靭帯も皮膚も伸びたままなので、サイズが下がってしまい胸が離れて垂れてしまうのです。
※しかしこれは妊娠・出産後の女性なら誰もが通る道なので、過度に心配する必要はありません。
【対処法】離れ乳を治すには？
バストを改善したい方は、原因となる生活習慣を改めることに加えて、以下のことを心がけてください。
冷え性を改善させる
冷え性の方は、血行が悪くなることで、バストに十分な栄養や女性ホルモンが行き渡らなくなります。また、冷え性はダイエットやお肌にも悪影響を及ぼすので、温めることから始めましょう
バランスの良い食事を摂る、スープを摂るようにする、体を温めるサプリメントを摂る、お風呂に入って体の芯を温めるなどです。
38～40度のお湯に20分以上浸かると、体の芯まで温まると言われています。夏でも冷房で体が冷えていることが多いので、温め続けることが大切です。
食事内容に気を配る
過度なダイエットが離れ乳の原因になるため、最終的には食事内容が大きく関係します。
タンパク質、ビタミン、ミネラルは不足しがちな栄養素を中心に、五大栄養素をバランスよく摂るように意識してください。
また大豆イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをするため、積極的に豆乳などの大豆製品を摂ることをおすすめします。
筋トレで大胸筋を鍛える
大胸筋や小胸筋を鍛える筋トレやストレッチを行うことで、下地の筋肉が発達し、バストを中央に寄せることができます。そうするとデコルテもふっくらして、美しいバストラインを手に入れることができます。
シーンに合わせてブラを選ぶ
- 自分のサイズに合ったブラジャーを着用
- バストを横からホールドできるブラを選ぶ
- ワイヤー入りのブラを選ぶ
- 運動するときは、スポーツブラを着用
- 寝るときはナイトブラを着用
上記のとおり、例えばスポーティーな活動をするときはスポーツブラを、寝るときはナイトブラを着けるといいでしょう。
バストは一生付き合っていくものなので大切にしましょう。少しの努力でバストアップできます。自分のバストと向き合ってみましょう。
おわりに
離れ乳はたいてい日常生活が原因です。離れ乳にかかわらずデリケートな部分ですので、クーパー靭帯を伸ばしたり傷つけたりしないように自分に合ったブラジャーを選ぶことがバストアップして美しいバストラインにつながります。
本記事が離れ乳改善のお役に立てれば幸いです！バストアップして美しいバストラインを手に入れましょう!
